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農地、住宅地、商業地、駐車場の主な土地種別における、主な再利用方法を具体的にご紹介いたします。

活用事例
農地の場合(農地を所有しているが、今後、農作物を作る予定がない方)
もともと、農作物を作る目的で使用される土地が「農地」です。その目的を果たすことなく、農地として所有することは原則としてできません。
荒れ地、もしくは更地として所有地を放置していても、何の生産性も期待できません。
ところが、土地区画整理を行うことによって、土地の価値を高めることが可能です。
農地以外の使用目的に合ったスタイルに土地を変更する手法が土地区画整理です。
住宅地(老朽化した建物を建て替えたい方)
老朽化した建物を建て替える場合、一つの建物だけを壊して、その土地に新しい建物を建てることが困難な場合があります。
また、近隣の他の土地も含め、新たに複数の土地の建物を一度に建て直した方が、多くの恩恵に恵まれる場合もあります。
複数の地主が存在する土地を、一括して再開発する場合、「他の地主さんとの交渉」、「土地の利用プランの作成」、「各種申請手続き」など多くの面倒な作業が発生します。
当社では、これまでの豊富な土地活用の実績から、複数の地主さんとのとりまとめ、所有する土地の最適な活用方法の提案、各種手続きの代行など、面倒な作業を一括して請け負います。
商業地(所有する商業施設が古く、時代にあったビジネスを行うことが困難な方)
商業地の活用法につきましては、立地、業態、規模によって大きく異なります。再開発をご検討中の方は、個別にご相談ください。
駐車場(狭すぎる駐車場を有効活用する)
狭すぎて小規模な駐車場しか運営できない土地も、複数の土地をひとまとめにすることによって集客力の高い駐車場へリニューアルすることが可能です。
また、土地の利便性を高めることによって、駐車場以外の新たな活用法の可能性も広がります。
点在するバラバラの小さな土地の場合は、近隣の環境に合わせて最適化することにより、思わぬ新しい活用法に気づく場合もあります。
いずれにしても、土地のとりまとめ、近隣者との交渉、区画整理などの作業が必要となってきます。
種類別土地の主な活用法(再利用法)について
土地活用とは?
現在所有する土地を、収益が得られることを前提にその利用方法を変更することです。
土地の形式、立地、面積によって異なりますが、主な活用方法としては、以下の3つの手法があげられます。
1. 賃貸経営
他人に土地を貸すことによって収益を得る方法です。
土地の所有権を他人に譲渡することなく、活用できることが最大の利点です。
| 収益 | 節税効果 | 将来性 | 初期投資 | 維持費 | リスク | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 駐車場 | ○ 立地に左右される |
× 特になし |
△ 土地利用の変更が容易 |
○ 平地活用であれば格安 |
○ 際だった維持費は不要 |
○ 特になし |
| 貸倉庫・ 資材置き場 |
○ 所有地であれば収益性は高い |
× 特になし |
△ 土地利用の変更が容易 |
○ 簡易建築物で運営可能 |
△ 設備に左右される |
○ 特になし |
| 貸農地 | △ 立地に左右される |
○ 税金優遇あり |
× 農地以外の変更が難しい |
○ 特になし |
× メンテナンスに費用が掛かる |
○ 特になし |
| 定期借地権付き住宅 | △ 安定性あり。ただし、低収益 |
○ 固定資産税の減免あり |
× 賃貸契約中の用途変更不可 |
○ 建築物の投資が不要 |
○ 際だった維持費は不要 |
△ 借り主が建物を建てる必要あり |
| 店舗・商業施設 | ○ 商業活動による収益が得られる |
× 特になし |
△ 賃貸期間に影響する |
× 店舗設置による費用が必要 |
× 店舗経営に関する経費が必要 |
× 資金回収が困難な場合あり |
| 集合住宅 | ○ まとまった収入が期待できる |
○ 固定資産税の減免あり |
○ 長期にわたって活用できる |
× 莫大な建設費用が必要 |
× メンテナンスに費用が掛かる |
× 資金回収が困難な場合あり |
2. 土地売却
所有する土地を他人に売却することにより収益を得る方法です。まとまった収入が見込めることが最大の利点です。
| 売却金額 | 売りやすさ | 費用 | リスク | |
|---|---|---|---|---|
| 更地 | △ 立地に左右される |
△ 立地に左右される |
○ 現状のまま売却可能 |
○ 特になし |
| 農地 | × 買い手が少ない |
× 農地以外の活用が難しい |
○ 現状のまま売却可能 |
○ 特になし |
| 住宅用地 | △ 立地に左右される |
○ そのまま活用可能 |
△ メンテナンスに費用が掛かる |
○ 特になし |
| 店舗・商業施設 | ○ 立地に左右される |
△ 立地・設備に左右される |
○ 特になし |
○ 特になし |
3. 個人活用
所有する土地を自分で活用して収益を得る方法です。活用法によっては、収益が得られないケースもあります。
| 収益 | 節税効果 | 将来性 | 初期投資 | 維持費 | リスク | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 駐車場 | ○ 立地に左右される |
× 特になし |
△ 土地利用の変更が容易 |
○ 平地活用であれば格安 |
○ 際だった維持費は不要 |
○ 特になし |
| 貸倉庫・ 資材置き場 |
○ 所有地であれば収益性は高い |
× 特になし |
△ 土地利用の変更が容易 |
○ 簡易建築物で運営可能 |
△ 設備に左右される |
○ 特になし |
| 農地 | × 特になし |
○ 税金優遇あり |
× 農地以外の変更が難しい |
○ 特になし |
× メンテナンスに費用が掛かる |
○ 特になし |
| 住宅 | × 収入なし |
○ 固定資産税の減免あり |
○ 転売可能 |
× 建築物の投資が必要 |
△ 維持費が必要 |
○ 特になし |
| 店舗・商業施設 | ○ 商業活動による収益が得られる |
× 特になし |
△ 業種により異なる |
× 店舗設置による費用が必要 |
× 店舗経営に関する経費が必要 |
× 資金回収が困難な場合あり |
| 集合住宅 | ○ まとまった収入が期待できる |
○ 固定資産税の減免あり |
○ 長期にわたって活用できる |
× 莫大な建設費用が必要 |
× メンテナンスに費用が掛かる |
× 資金回収が困難な場合あり |
現在所有する土地の活用方法につきましては、こちらのフォームよりお気軽にお問い合わせください。