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現在、いたるところで道が狭く、曲がりくねっているうえに、それぞれの土地の形状が悪く土地利用がし難い土地がよくあります。
それぞれの所有者毎の境界もあいまいな箇所が多く境界紛争により不愉快な思いを経験することもあります。
そのような土地で区画整理を行うことで、個々の宅地を整形に区画し、上下水道等の必要な設備を敷設し、すべての土地が道路に面するように配置するなどすることで、土地活用の選択肢が増え、しいては財産価値の増大につながります。
また、個々の土地の境界を明確にすることで、将来、境界紛争を防止することもできます。

土地区画整理のメリットとデメリットについて
土地区画整理には、以下のメリットとデメリットが存在します。
予め、これらのメリットとデメリットを把握しておくことによって、開発後のリスクを最大限に抑えることが出来ます。
メリット
- 全ての土地が、道路に面した土地になる
- 不整形な土地も整形な土地になり有効利用ができる
- 地元の意向を反映できる事業
- 家族毎の将来計画に沿った土地利用が可能
- 農地の相続税の納税猶予は継続できる
- 税制優遇を受けられる
- 町名、地番整理が出来る
一方、以下のようなデメリットもあります。
デメリット
- 道路や公園等の公共施設を整備する為所有土地が小さくなる
- 事業期間中はいくつかの権利制限がかかる(工事期間中、土地利用が出来ない)
- 共同者と歩調を揃える必要がある
- 事業資金回収(保留地販売)が必要である