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南部大阪都市計画事業松原市三宅西土地区画整理事業

組合施行における一括業務代行方式による産業用地整備

背景と経緯

松原市の北側に位置する三宅西地区は、松原ジャンクションによる広域交通の要衝でしたが、令和2年に阪神高速道路6号大和川線が開通し、大阪市や関西国際空港、伊丹空港、さらには京都・神戸といった主要都市へアクセスが飛躍的に向上しました。
また、同年策定された「松原市都市計画マスタープラン」では、広域交通網へのアクセス性を活かし、「大型物流施設や工場等を計画的に誘導する地域」に位置づけられました。
土地利用のポテンシャルの高まりを見据え、近隣地区で土地区画整理事業による商業施設等の集積が進むなか、本地区においても地権者による勉強会を重ね、令和2年3月に土地区画整理組合設立に向けた準備組合が発足しました。
その後、地権者の合意形成や事業計画の策定を経て、令和4年6月に組合設立が認可され、現在、土地区画整理事業が進められています。

事業概要

事業名:南部大阪都市計画事業松原市三宅西土地区画整理事業
施行者:松原市三宅西土地区画整理組合
施工面積:約11.7ha
施行期間:令和4年度~令和7年度
減歩率:合算減歩率33.88%(公共減歩率6.95%)
総事業費:約3,435百万円(事業計画第2回変更時)
権利者数:93名(令和4年6月設立認可時点)

土地利用計画について(当地区の特徴)

地下調整池の設置

「松原市雨水流出抑制対策指針」に基づき、雨水流出抑制のため、調整池を2箇所設置しています。これらの調整池は、面積、構造、形状、および放流先を考慮し、公園や建築物の「地下貯留施設」として整備されています。

集合農地の設定

南側区域には「営農希望者」に配慮した「集合農地」を設け、農地として利用可能な整備を行っています。